pupui’s blog

何も知らない私が在宅介護を選んだのは…

介護認定の申請

最初の面会の後

地域連携室のMさんが出てきてくれた

転院時、前の病院の担当医にしょっぱな

「家で面倒見ようなんて馬鹿げた事を

考えないように」

と言われたと話した事が気になったそうだ

「ご家族の希望がそうであるなら

サポートしますよ?

ププイさんはどうしたいですか?

ご自宅で看取りたいって思っていますか?」

え?でも、本当に可能なのか?

“一旦、家に連れて帰ったら病院からは

切れるから急変して

家では対処出来ないとなると

受入れてくれる病院がなくて困る”
そう認識していた…

いや、そう言われていると思っていたのだ

急にどうしたい?って聞かれても

頭はバグるだけだ

 

何より

介護などやった事も勉強した事もない私に

面倒見られるより

プロの看護師や介護士のいる病院内のほうが

母がラクなのは間違いないと思う

何かあった時も病院ならすぐに対応出来るだろうし

 

この時点では私の中では

自宅で看取る=病院には戻れない

としか結びつかなくて

このあと、何度も

「家で看取る覚悟がありますか?」

と要所要所で訪ねられるが

その度に

「ひとりで責任取る覚悟はありますか?」

と問われてるようにしか思えなくて

不安でたまらなかった

 

たくさんの不安や聞きたい事は

いっぱいあるのに

「先日もK副院長に、今後、胃からの大出血もあり得ると言われているのに

在宅介護なんて本当に可能なのでしょうか?」

と聞くしか出来なかった

 

地域連携室のMさんは

「どちらが良いかは言えないけれど

家族やご本人がどうしたいに

一緒になって考えるのは出来ますよ

まずは、答えは出さなくとも

お母様の介護認定の申請をしませんか?

申請しても認定には数週間かかりますし

認定を待たずとも

申請した日に遡って認定されます

まずは動いて無駄はないですよ」

と教えてくれた

母の状態で入院中という事もあり

介護認定はおりる

そして要介護度が4か5のどっちになるか?ぐらいの感じらしい

 

そうだ!

母には時間はそんなに残されていない

私に何が出来る?と出せない答えに

不安で苦しむより

少しでも体力がある早いうちに

母を必死で大切に守ってきたこの家に

帰らせてあげたい

大出血?急変?

そんなの病院にいたって同じじゃないか

天井をただ見つめて過ごす時間が

たとえ数日短くなったとしても

家に帰りたいって母なら思っているだろう

そう感じた

 

翌日、私は役所の介護認定の審査窓口にいた