pupui’s blog

何も知らない私が在宅介護を選んだのは…

試されてるのか?

介護度認定の書類を提出したら

確認の電話がかかってきた

入院中なので審査の日は

病院側と連絡をして

担当者が母の病室を訪問するらしい

コロナ禍なので家族の立ち合いは

出来ませんが

何か言っておきたいことや

聞いておきたいことは

ありますか?

と…

 

先ずは認定を受けましょう

すぐに出るものではなく

3週間から1ヵ月は通常かかるものらしい

そこから始まったのだが…

私の中ではまだはっきりと

連れて帰る!と言い切れる勇気は

どこからも湧いてこなかった

天井だけを見つめる母を思うと

胸が締め付けられる

だからと言って…

現実味がないのだ

 

甥っ子や姪っ子が生まれた頃は

姉は長く里帰りした事もあって

赤ちゃんのオムツはよく替えてはいた

だが、身動き出来ない自分より

大きい大人のオムツ替えなんて

どうやってやるん?

それも家でひとりで?

どうやって???

そんな介護・看護の入り口のもっともっと

手前の道路の向こうに

立っているようなものだった

 

地域連携室のMさんが

直ぐに傲慢チキ副院長と私との

話し合いの日時を調整してくれた

先ずはお母様が家に戻って大丈夫かどうか

担当医が許可しない事には

どうにもならないからだそうだ

 

外来終わりの時間を待って

診察室に入る

レントゲン写真が映ったpcモニターを

じっと眺め苦虫をを噛み潰したような

顔で座っていた

 

開口一番

「介護度認定の申請したんやって?」

病院側からすれば好ましくないのかもしれない

今でもよく理解は出来てないが

後から聞いた話しでは

医療の保健と介護の保険では

いろいろ管轄が違うらしく

病院側には医療の保健1本の方が

有難いようだ

 

母の状態がどれほど簡単なものでは

ないかを次々と並べられた

家で大出血したらどうする?

救急車を呼んでも夜間はK病院は

受入れ出来ないらしい

救急ではあるのだが

コロナの検査が夜間は出来ないので

受入れしていないらしい

母の病状が厳しいと言うより

「アンタ!出来ないやろ⁈」

と暗に言われているだけな気がしてきた

 

そして、それが私の思い違いではない

と確信する言葉で…

私は顔面パンチを喰らうのだ

「あの人は体格も大きいから

ひとりで介護なんて無理や!

病院でも慣れた看護師が2人で

するんやで?

そんなんはプロに任せといたらええねん

あの人も病院で手厚くみてもらえたほうが

ラクなはずやし。

1週間ももたんとネ(弱音)をあげるて!」

と鼻で笑われたわけで…

私がネをあげるの決まってるから

しょうもない考えで母も病院も

巻き込むような考えはすんな!

っちゅう事らしい…

 

傲慢チキ副院長は最初からずっと

母の事を

名字や名前でもなく

お母さんやおばあちゃんでもなく

「あの人」「この人」と呼んだ

母がいない場所で私に「あの人」と呼び

母を目の前にして私に「この人」と呼んだ

お医者様からすると

担当の患者は人ではないのかもしれない

「人」とは呼ぶが

ひとりの人として名を呼ぶ事は

しないようになってしまうのだろうか

 

とりあえず、ま、もう一度

考えたら?

と言われ、私の心は

凹んでボコボコにされて

その部屋を出た

 

話しの一部始終を側で聞いていたMさんが

私に向かって心配そうに

「大丈夫ですか?

ププイさんの気持ちが…心配です」

と気遣ってくれた

 

帰り道…

真っ直ぐ家に帰る気にはなれず

ただぶらぶらと家と反対の方に歩いた

頭の中を整理させたいのと

頭を冷やしたかった

 

だから!

不安だらけだし!

やるって言ってないし!

どうしたらいいかなんて

ずっとずっと考えても答えなんて出んし!

とりあえず何もせず時間だけ過ぎて

後悔しないために!って

一歩一歩手探りで這いつくばってるのに!

なんやねん!

あの!傲慢チキ!

地域のために!患者のために!って

入口にデカデカ貼ってある病院の

副院長が⁈

どうせネをあげるって!って鼻で笑うって

なんやねーーーーーん!💢💢💢

 

俄然、ヒートアップするのであった💦